【台湾スタートアップインタビュー】街をまるごとゲームフィールドに! ARと位置情報を融合させ、現実世界にゲームを投影!

InnoVEXレポートに引き続き気になったチームをピックアップしていくシリーズです。今回はAR技術を用いることで街をまるごとゲームのフィールドにしてしまうToiiというチームを紹介していきます。

このチーム台湾人が中心となっているのですが、実はアメリカのニューヨークを拠点としているとのこと。NYU Game Center出身で、ニューヨークのインキュベータープログラムや福岡のFukuoka Startup Selectionにも参加するなど幅広く活動されています。また、日本からはリクルートホールディングスがパートナーになっているようです。設立2年という急速な成長を遂げているToiiのサービスに注目です。

メトロの駅に楽しさを

実際にメトロの駅に配置されているAR用のボード

Toiiが台湾で展開するサービスとして、高捷戀旅というゲームを紹介していました。台湾・高雄のメトロの駅にあるAR認識用のボードにアプリを起動しカメラをかざすと、ゲームのキャラクターが出現するというものです。高雄メトロとの共同プロジェクトとなっており、登場キャラクターには高雄メトロで働いている青年も出てきます。

筆者のアプリのスクリーンショット。アプリをかざすとキャラが出現し素敵なメッセージを発してくれているようです (中国語・・・。)

ストーリーの多くはまだ明かされていませんが、ラブロマンス系のストーリーということになりそうです。ゲーム自体はいわゆるノベルゲームのような作りになっており、ARを読み込むとARでキャラが表示された後にストーリーが進むといった内容のようです。


ところでこのゲームの舞台となっている高雄ですが、名前の由来は京都の高雄山からだとか。本リリースは9月とのことなので高雄に行く機会がある人はぜひぜひアプリをダウンロードしてから行ってみてください!

女の子が大東藝術文化センターの説明をしてくれています

NYCがゲームフィールドに

もう1つ紹介していただいたサービスにToiiが本拠地とするニューヨークを舞台としたゲームがありました。デジタルメディアや技術関連会社とニューヨークの大学を結び付けるという活動を行っているNYC Media Labの2017年1月から行われたプログラムで発表したAR技術と位置情報を組み合わせたゲームです。

Toiiの提供するサービスのコンセプトは、AR技術と位置情報、そしてゲームの融合です。このゲームはまさにToiiのコンセプトそのものであり、AR技術だけを用いるのではなく、位置情報を使いランドマークを集めたり、ミッションをクリアして実績を獲得していくという内容になっています。また、ミッションによる集客を見込んだ実店舗側からの課金というものを将来的なビジネスモデルとしているようです。
位置情報とミッションという観点ではコロプラのコロニーな生活、位置情報とARという観点ではレイフロンティアのご当地キャラARフォトがイメージしやすいかもしれません。また位置情報+ARといえばPokemon GOですが、Pokemon GOをよりローカルに多様化させたゲームだとも言えるのではないでしょうか。
今現在はニューヨークのみとなっていますが、将来的にはより多くの国でサービスを提供していきたいとのこと。


ちなみにToiiと共にNYC Media Labのプログラムに参加していたチームはAR/VR、AIなどにフォーカスしたチームが多く、街中をARでギャラリーに変えてしまうプラットフォームのAWOLというチームや、AIを用いて服を探してくれるサービスを作り出したEyeStyleというチームなど魅力的なチームばかりでした。

最後に

2016年に大ヒットしたポケモンGOからも見ることができますが、ARや位置情報のような技術が進歩し、ゲームの内容も大きく進化してきています。今回紹介した高雄メトロのサービスやニューヨークでのサービスというのも近い将来大ヒットするかもしれませんね。他にはサッカー選手のフィギュアをスマホでスキャンすることで、自分だけのサッカーチームを作ることができるゲームも開発しているようです。
Toiiのゲームはまだ日本で体感することはできませんが、日本でのサービス提供にも興味があるとのこと。もしかすると近い将来日本でもToiiのゲームを遊べるようになるかもしれませんね!

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