遺言、自動運転、スマートベッド…YC S15参加チーム全紹介！

Y Combinator-backed StyleBee launches its ‘beauty on demand’ app

-自動で好みの紅茶を入れてくれるロボット（？）の提供。顧客の好みに合わせて茶葉を選んでくれ30秒で紅茶が出来上がり、携帯やクレジットカードで決済できるそう。見た目はロボットというより飲料製造機械という感じです。

Taste Testing With teaBOT, The Robot That Brews Up Loose Leaf Tea In Under 30 Seconds

■ Wheely’s (YC S15) 領域：該当なし
-移動式のコーヒースタンドを提供。3K USD～移動式コーヒースタンド一式を提供しており、indiegogoのキャンペーンでも200K以上を集めた。

Y Combinator Backs An All-In-One, Portable Coffee Stand Called Wheelys To Take on Starbucks

■GetScale(YC S15) 領域：19. Developing Countries
-ハードウェアの生産委託先を自動で記録・モニタリングすることにより品質管理を行うサービス。サブスクリプション（月額110USD～）にて課金をするモデルであり、このサービスを利用することにより遠隔地の生産委託元とカメラなどを使いながら直接コミュニケーションやテストなどを行うことができる。

YC-Backed GetScale’s Quality Control System Protects Factory Workers And Hardware Companies

■Go1(YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-従業員向けの研修などをウェブサイトで一元管理できるウェブサイトの提供。企業は動画をベースにしたテンプレートを基にカスタマイズなど行うことができ、教育コンテンツをウェブ用に展開できる。オーストラリア発のスタートアップであり、10名以上の企業から従業員一人当たり1USDを月額課金する。

YC-Backed GO1 Wants To Make Compliance Training Suck Less

■ Mimir (YC S15) 領域：8. Education
-大学教授向けにエンジニア教育を行うためのウェブプラットフォームを提供。学生の作成したプラグラミングコードに対して自動でフィードバック・サポート・評価などをスピーディーに行うことができる。学生に対し一学期あたり25USDを課金する。

Y Combinator-backed Mimir speeds up feedback with automated grading for professors

■ Tenant Turner (YC S15) 領域：14. Transportation & Housing
-不動産オーナーに対して、空き物件に不動産オーナーの条件に合うテナントを入れるサポートを行う。一定の審査を通過した借り手を対象にし、自動でウェブサイトにリスト掲載したり、不動産を貸すまでのプロセスを自動化・効率化を行う。カナダのエンジニア養成ブートキャンプlighthouse labsの出身で、既に0.5M USDを調達済み。

Y Combinator Backs Tenant Turner To Build Software For Landlords Managing Rental Properties

■ ROSS Intelligence (YC S15) 領域：2. A.I.
-IBMが開発・提供している人工知能プラットフォームwatsonを活用し、法律的なリサーチなどを行う。自然言語解析を行い、複雑な法律文書などの調査を簡単な英語の質問文で行うことができる。watsonは日本でもFiNCが初期エコシステムパートナーとして選定されるなどスタートアップとの連携が話題になっています。

YC’s ROSS Intelligence Leverages IBM’s Watson To Make Sense Of Legal Knowledge

■ Foxpass (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-中小企業向けに、社内の従業員が社内のシステムにアクセスする際のセキュリティサービスを提供。企業側で個々の従業員のアクセスを高いセキュリティで一元管理したり制限したりできる。

Y Combinator-backed Foxpass helps small companies manage employee access to internal systems

■ Chaldal (YC S15) 領域：19. Developing Countries
-バングラディッシュにてオンデマンドの雑貨配達サービスを展開。バングラディッシュの小売店には十分な在庫がないため、種類の多い雑貨をクラウドベースで管理しリアルタイムで配達している。500 startupsも投資しているようです。

Chaldal Wants To Become The Amazon Fresh Of Bangladesh’s Capital

■ Captain401 (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-中小企業が401kなどの従業員向け年金制度を社内で手軽に運用するためのサービスを提供。複雑な書類手続きや資金運用などを全てオンラインで簡単に済ますことができる。人事労務回りサービスという意味では、オンライン労務サービスzenefitsや企業向けに福利厚生制度を提供している日本初YC companyであるanyparkなどとも近しい領域ですね。

YC-Backed Captain401 Wants To Make Creating A 401k Easier For Businesses

■ Ironclad (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-企業向けに、法務ドキュメントの作成を支援するサービス。NDAや各種契約書などのひな形を用意し、基本情報を入れるだけで書類作成ができる。月額40USDなどで企業に提供。オンラインサインのサービスとも連携することができる。

YC-Backed Ironclad Is An Automated Legal Assistant For Companies

■ ScopeAR (YC S15) 領域：12. VR and AR
-AR（拡張現実）の技術を活用し、産業用機械の修理やメンテナンスを遠隔からでもサポート・指導できるサービス。タブレットや眼鏡型ウェアラブルを使って、専門家が機械の修理すべき個所や順序などをビデオチャットで支援。今は個別に需要のあった企業に対応しているそうです。

ScopeAR Beams An Expert To You Through Augmented Reality

■ Hickory (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-従業員向けの企業研修の内容をリマインド・定着させるサービスを提供。オンラインで顧客とのやり取りのシミュレーション（練習）ができたり、マネージャーが部下のスキルの管理・評価ができる。

This new startup can predict exactly when you are going to forget something – and make you remember

■ Klarismo (YC S15) 領域：5. Healthcare
-体の内部を定期的に3Dスキャンし、病気予防や健康管理を行うサービス。MRIなどでスキャンした自分の体の3Dモデルはオンラインでいつでも確認でき、体の筋肉や脂肪の状況を細かく見ることができる。3Dスキャンによりヘルスケアに関する膨大な情報を収集することができるため、その情報を活用して色々な事業に発展できるポテンシャルがあるようにも思えます。既に Khosla Venturesやlowercase capitalや、日本企業にも投資をしているAtomicoなどから計2.1M USDを調達している。

Klarismo, A Service That Makes A 3D Model Of The Inside Of Your Body, Raises $2.1M

■ Saida (YC S15) 領域：19. Developing Countries
-アフリカにて個人間の資金の貸し借りができるプラットフォームを提供するモバイルapp。30-60日間の短期間の資金の貸し借りを行うことができ、個人の信用は携帯電話の使用状況などを基にレーティングされ共有される。現在はandroidでのみの提供のようです。

YC-Backed Saida Wants To Bring Short-Term Loans To People In Emerging Markets

■ GrowSumo (YC S15) 領域：領域：20. Enterprise Software
-企業向けに、販売パートナー契約を簡単に締結・管理できるサービスを提供。ダッシュボードで一元管理できるだけでなく、フィットする新しい販売パートナーも紹介・探索できる機能や、販売代理店側から製品取扱の申し込みを行うマーケットプレイス的な機能も持っている。アメリカでは例えばciscoがその売上の80%をチャネル販売から得ているということもあり、うまくはまればポテンシャルの高いサービスといえます。

YC-Backed GrowSumo Helps Businesses Grow Sales Through Partner Programs

■ Locent (YC S15) 領域：該当なし
-SMSなどのテキストメッセージで製品を販売することができるサービス。クラウド電話APIのtwillioやオンライン決済のstripeなどの既存プラットフォームを活用することにより、影響力のあるブランドが個人が商品を販売することができる。販売に対し手数料3%（stripe費用は除く）を収益源とする。SMSを使ったサービスという意味では、前回batchのYC W15で注目されていて Sequoia Capitalから12M USD（バリュエーション40M USD?）を集めたチームのひとつであるオンデマンドプラットフォームmagicとも近しいサービスであるため、SMSを使って簡単に買い物ができるこちらのサービスも高く評価されるかもしれません。

YC-Backed Locent Lets Businesses Sell Products Via Text Message

■ Shotput (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-企業向けに物流サービスを提供。製造後の製品を在庫管理から宅配するまでのプロセスを一括で請負し、製品の基本情報をウェブサイトから入力すると見積が出され、企業側は効率的にフルフィルメントを外注しアウトソースすることができる。

Y Combinator-backed Shotput helps fulfill product orders at a price that works for startups

■ Oolu (YC S15) 領域：1. Energy
-西アフリカにて、電気のきていない地域の人々（1億5000万人いるともいわれている）に家庭用ソーラーパネルを安価で提供。セネガルを拠点に、モバイル資金決済サービスのorange moneyとも連携し、携帯から安価なサブスクリプションモデルでソーラーパネルを提供する。

Oolu Is Bringing Solar Energy To West Africa’s Off-Grid Population

■ 80,000 Hours (YC S15) 領域：15. One Million Jobs
-有名大学の卒業生が企業を選ぶときの手助けをするNPOサービス。社会的にインパクトを与えるキャリアを選択するために、その人にあった選択を支援するための情報提供やコミュニティなど提供している。公平性などの観点から、寄付金などで運営され、特定の企業からの資金提供は受けないとのこと。チームの名前は、人が一生の間に働く時間を意味してるようです。

Want To Make An Impact With Your Work? Try Some Advice From 80,000 Hours

■ Vernox Labs (YC S15) 領域：20. Enterprise Software
-工事施行プロジェクトなどで納期とコストを正確に予測するサービスを提供。将来予測のためのチェックリストや協力会社や材料の管理を効果的に行い、現在は主に都心部での大型施工プロジェクトを対象としている。最近の日本（企業）でも需要のありそうなサービスです（笑）

Vernox Labs Mines Unstructured Data To Help Developers, Contractors Reduce Construction Costs

■ Cofactor Genomics (YC S15) 領域：4. Biotech
-DNAと類似のRNAを検査することにより、早期に病気の発見や診断を行うサービス。DNAと異なり、RNAはその人の食べ物や環境によりダイナミックに変化するため、健康のバロメーターにしやすいとのこと。政府から1.5M USDの補助金も得て研究開発を進めている。

YC Backs Cofactor Genomics To Pursue RNA Testing, Which Could Offer Better Diagnoses Than DNA

■ VOIQ (YC S15) 領域： 20. Enterprise Software