Tokyo Startup Dating 9th Edition チーム紹介第1弾!~無料SIMにVRノベル、リアルワールドゲームとデジタル世界を豊かにする3チームをピックアップ!~

今回から、2017年8月3日に東京・半蔵門のLIFULL Tableにて行われたTokyo Startup Dating 9th Edition(URL)のピッチコンテストに参加したチームを3回に分けてご紹介していきます!
第1弾となる今回はデジタル世界を豊かに、楽しくしていくチームをご紹介いたします。

訪日外国人向けに無料でSIMを配布


海外旅行によく行かれる方には想像がしやすいのではないでしょうか。旅における”ネットワーク環境”の重要性。

「せっかく日本に来たのにFree Wi-Fiが全然ない!」

「日本語がわからないから予約とかできない!」

こんな訪日外国人向けに通信サービスを提供するのがBridgeです。このチームのなにがすごいって無料でSIMカードを配布してしまうのです。もちろん無料で通信可能となっていて、最初の配布段階で500MBのデータ通信を行うことができます。その後提携店舗の予約などを行うことにより100MBずつチャージされていくという仕組みになっています。

1回の旅行を1週間とすると、平均で使うデータ量は800MBだそうです。つまり500MBの他に300MB必要になるので、平均して3回程度の予約が見込めるということです。またこの予約や決済についても母国語での対応が可能なため、日本語がわからない方でもストレスフリーで利用することが可能です。

気になるのはSIMカードを配布することや通信を行うことでかかるコスト。実は1枚配布するごとに5,000円の赤字が出ていた時期もあったそうです。ところが今では1枚当たり約64円の利益が出るモデルとなりました。需要としても、抽選で50名に配布するキャンペーンを旅行代理店と行ったところ、13,000名もの外国人から応募があったといいます。滞在地や滞在期間に合わせて広告を打てるというのは店舗側からしてもかなり魅力的なサービスです。

予約決済なんかもそうですし、現地の魅力をリアルタイムでSNSに発信できないなんてことがあるとせっかくの旅もちょっとストレスに感じますよね。特に知らない土地で知らない言葉に囲まれる時ほどインターネットは役に立つので、このようなサービスがどんどん拡大していけば日本を最大限楽しめるのではないかと思います。

もはやゲームにとどまらない~VRノベル~

「スラムダンクを読んでバスケを始めた結果友達ができた」

「勉強なんてしなかったけどドラゴン桜を読んで勉強するようになった」

エンターテイメントが人生に与える影響は大きいということをCEOの岸上さんは強調します。一歩踏み出せない人の背中を押して、「すべての人をヒーロー・ヒロインにする」ということをMy Dearestはミッションに掲げます。

没入感を持つVRは共感のメディアであるが、ゲームをはじめとした一過性のソフトウェアが多くなりがちだということです。そこでMy Dearestはまるで本を読むかのようなサービスを提供していくことでVRの滞在時間を増やしていこうとしています。

具体的なサービスとしてはFullDive Novelという、いわゆる”VRライトノベル”と呼ばれる製品をリリースしました。現在はスマートフォン上で楽しむことができ、今夏には漫画喫茶でもFullDive Novelが楽しめるようになるといいます。

<FullDive Novelトレイラー>

またMy DearestはVRコンテンツという話題性だけでなく、ストーリーといった内容面にも注力しています。チームは海外のスタートアップのように、エンジニア・デザイナー・ミュージシャン・イラストレーターが揃っているということです。さらにはアドバイザーは電撃文庫の元編集長でもある三木一馬氏が務めているということで万全な体制で製作しています。

デバイスはGear VRで提供されているようなので、Galaxyをお使いの方は試しに体験してみてはいいかがでしょうか

世の人々が歩かないという課題を解決

リアルワールドゲームと言われるとどのようなゲームを想像しますか?

リアルワールドゲームの有名どころといえばIngressや世界中で大ヒットしているPokemon GO。リアルワールドゲームスの代表清古氏はそんなIngressやPokemon GOの世界トッププレイヤーだということです。3年間で歩いた総距離は1.2万kmというので驚きです。(1年で東京からジャカルタ、3年かけて東京からポルトガルのリスボンあたりまで歩いたと言えば想像がつくでしょうか。)自身がヘビーユーザーだからこそわかるリアルワールドゲームの魅力もあるのでしょう。

そんなリアルワールドゲームスのソリューションは「歩かなくなる課題」に目を向けています。「歩かなくなる課題」って別に歩かなくてもいいじゃないか!と思ってしまいそうですが、実は生活習慣病予備軍の方々は歩く習慣をつけるだけで改善するケースがあるそうです。つまりリアルワールドゲームというのは従来のゲームと呼ばれる家で座って遊ぶものとは全く別のゲームで、歩くことで遊ぶという点がソリューションに結びつきます。他にも副産物としてリアルワールドゲームでダイエットに成功した人や、リアルワールドゲームがきっかけとなり結婚に至ったカップルの例も挙げられていました。

リアルワールドゲームスの特徴として地図が挙げられます。リアルワールドゲームスは従来のリアルワールドゲームと違い、Google Mapのような既存の地図を使わずに1から地図を作成していきます。このような点を踏まえPokemon GOのさらに一歩先を行くようなリアルワールドゲームを作っていくということです。

収益モデルとしては課金モデルということで、試算ではユーザーが1km歩くごとに10円の収益があるといい、200万人のユーザー獲得を目指します。

スマホゲームの意味がこの先数年で変わってくる可能性もありますね。どこまでのインパクトを社会に与えるのか期待が高まります。

最後に

今回はデジタル世界を軸に戦う3チームをピックアップしました。通信、VR、ゲームとフィールドはそれぞれ違えど、どれも数年後どのようなチームになっているのか気になるチームばかりです。

次回もおもしろいサービスを提供するチームをご紹介していきます。
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